
こんにちは、久和屋の開発を担当しております中川です。
この度、弊社にてブログを始めさせていただく事になり私は開発の立場から日々感じていることなどを綴らせていただきたいと思っています。
どうかみなさま暖かい目で見守ってください。
さて記念すべき第一回目はずばり「いすにこだわる」です。
家具と一言で言っても食器棚やテーブル、リビングボードにソファと種類は様々です。
その中でもいすは使う人が直接肌で接しますので「座り心地」「快適感」が重視されます。
他にも「強度」や「美しさ」が必要になりますが使う環境で形も変わりますのでいすを開発するにはそれなりの苦労があります。
今はパソコンでシュミレーションしたりも出来るのですがやはり実際に座れる試作品を作り確認する事が一番だと思います。
写真はいままで開発したいすの試作品(一部です)を集めたものです。

流れとしてはまず最初の図面を元に試作品を1本作成し「座り心地」や「強度」を確認、不具合があれば図面を修正していきます。
「座り心地」には座る面の高さや角度、背中が当たる面とのバランスが大きく影響しますが寸法ならミリ単位で、角度は0.1度単位での調整になりますのでかなり微妙な作業です。
「強度」は強度試験を行う専用の機械を持っている静岡県工業技術研究所という公的機関にお願いしますが、60kgの重りを座面に乗せて4000回衝撃を加えるという過酷なものです。

写真はファミリオシリーズのダイニングチェアです。
一見同じ物に見えますが左側が最初の試作品でその後改良を加えた物が右側になります。
実は左側のいすは試験の結果「貫」と呼ばれる部品が抜けてしまいました。
その抜けてしまった部分の構造を見直して試験にパスした物が右側のチェアになります。

左右のチェアに見た目の違いはありませんが見えない部分に大きな違いがあるんです。
このような微調整や確認作業を何度も行い試作品から製品へと近づいていきます。
写真のチェアは様々な試験を経て商品化!!
ファミリオシリーズ ダイニングチェアとして販売させて頂いています。
このチェアはごく普通のデザインかもしれませんが、どのような家にも不思議と溶け込む人気商品となりました。
せっかく無垢の木を使って製作するのですから、
出来るだけ長くお使いいただける品質・デザインの家具を、
これからも開発していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
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